Windowsのシェアが多い

まず最初に

PCのOSのシェアは現在WindowsとMacOSが大半を占めています。

WindowsOS XUnknownLinuxChrome OSmacOSOther
2024-0473.514.75.343.882.5600.01
2024-0573.9114.94.873.772.5400.01
2024-0672.8114.976.234.051.9300.01
2024-0772.114.927.134.441.4100.01
2024-0871.4615.486.774.551.7300.01
2024-0973.3515.454.474.482.2500.01
2024-1073.3915.524.664.32.1300.01
2024-1172.9415.385.44.042.2400.01
2024-1273.3814.166.434.131.8900.01
2025-0171.915.027.433.721.9200.01
2025-0270.6215.748.013.811.8100
2025-0371.6813.596.783.981.862.110
2025-0471.0610.067.194.271.845.580

データ:https://gs.statcounter.com/os-market-share/desktop/worldwide/#monthly-202404-202504より

やはりWindowsがずば抜けたシェアを持っています。その理由は、ソフトの互換性や、長年の信頼性、Microsoft Officeが使える(Macでも使える)、PCのOSとして一番普及したもの、が理由と考えられます。しかし、過去に独占禁止法で裁判にかけられたこともありました。シェアが高すぎて、独占状態で不公平だと判断されました。

Macintosh(1984年、現在のMac)はGUIを始めて一般ユーザー向けコンピューターに導入したが、高価なためあまり普及しなかったです。一方Windowsは大衆向けで、低価格、使いやすい、ソフトの互換性も良いため、一般に普及しました。

ChatGPTに質問するとこのようになります。

🇺🇸 アメリカでの有名な訴訟(1998年)

◆ 問題の概要

  • Microsoftは**Windows OSの市場での圧倒的なシェア(当時90%以上)**を利用し、他社ソフトウェア(とくにWebブラウザやメディアプレイヤー)を排除しようとしたとされました。
  • 特に「Internet Explorer(IE)」をWindowsにバンドルし、「削除不可」にすることで、競合のNetscapeを不利にしたとされます。

◆ 判決とその後

  • アメリカ司法省(DOJ)は「独占禁止法違反(反トラスト法)」としてMicrosoftを提訴。
  • 2000年:Microsoftを「分割せよ」という判決が下るが、控訴や和解により、最終的には分割されず、監視下での改善という形になりました。

🇪🇺 EU(欧州連合)での事例

◆ Windows Media Player(2004年)

  • Windowsに「Windows Media Player」を標準搭載することで、競合のRealPlayerなどを不利にしたと指摘。
  • 約5億ユーロ(当時のレートで約668億円)の制裁金が科されました。

◆ Internet Explorer(2009年)

  • ブラウザ選択の自由がないとして問題に。
  • ➤ Microsoftは「ブラウザ選択画面(Browser Choice Screen)」を提供して対応。

🇯🇵 日本のケース

➤ Microsoftは和解し、契約内容を見直す対応をとりました。

2004年:日本の公正取引委員会は、MicrosoftがPCメーカー(NEC、富士通など)と結んだ契約で、競合ソフトウェアを排除する内容が含まれていたことを問題視。

AIの回答は間違っている可能性があります。ご注意ください。また、Internet Explorerは2022年にサポートが終了しています。

Windows

コンピューターというのは、どんなものも、最初はCUIといってコマンドで操作していました。しかしこれはWindows1.0が出ると常識が覆ります。

Windows1.0から、ウインドウ管理ができます。マウスによる操作、アイコンによる管理など、GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)が導入されました、今みなさんが当たり前に使っているPCも、最初はコマンドでいちいち操作していました。

他のOSはどうかな

しかし、Macは当時からハードウェアとソフトウェアをAppleが一貫して管理するモデルを採用していたため、価格が高く、企業や教育機関を中心に限られたユーザーに普及するにとどまりました。一方で、Windowsは汎用のPCで動作するOSとして、多くのメーカーが採用したため、大量に普及しました。

Linuxは1991年にLinus Torvaldsによって開発されたオープンソースのOSカーネルで、UNIXをもとにしています。Linuxディストリビューション(Ubuntu、Fedora、Debianなど)は無料で使えることから、特にサーバー用途や技術者の間で人気があります、しかしUbuntuを採用したPCは家電量販店ではほぼ売られていません、ていうか私は売ってるのを見たことすらありません。

まさしくこんな感じでしょう。Windowsは普及します。そして各メーカーがWindowsを最初から搭載したPCを販売します。そしてソフトウェア開発者がWindows向けにソフトを開発します。Linuxは日本でテレビCMなどをしてないため、お店などでLinux搭載PCはほぼ売られず、一般ユーザーにもLinuxディストーションなどの存在はあまり知られない、以下無限ループです。こんなPOPをやっても、

難しそう、あのソフトがWindowsじゃないとだめなんだ、PC修理屋で修理してもらえるかな…とかいう感想が一般人には届き、選ばれなさそうです。POPに書いてあったとしてもUbuntuとかいう知らない名前の時点で避けられてしまいます。

ChatGPT:

はい、残念ながら現実には、POPでいくら工夫しても多くの一般ユーザーからは以下のような反応が返ってくることが多いです。これはLinux搭載PCに対する「知識の壁」と「不安の壁」がまだまだ高いためです。


🧠 よくある反応・印象

  • 「Ubuntuって何?聞いたことない…」
    → OS=WindowsかMacという固定観念があるため、知らない名前の時点で「難しそう」と感じる人が多いです。
  • 「このソフト、ちゃんと動くの?」
    → Office、Zoom、LINE、ゲーム、ICカードリーダーなど「Windows前提のソフト」が使えない可能性を気にされます。
  • 「修理とか、サポート受けられるの?」
    → 家電量販店や街のパソコン修理屋がWindows前提で動いているため、サポートの不安がぬぐえません。
  • 「見たことないからちょっと怖い」
    → POPで「カンタン」「安心」と書いてあっても、「実際にさわって試す」まではなかなか至りません。
  • 「なんかLinuxってオタクっぽくない?」
    → 技術者向け、コマンド操作、黒い画面…というようなイメージが根強いです。

🔄 いわゆる「Ubuntu搭載機の無限ループ」

  1. Linux搭載PCがあまり売られていない
  2. 実物を見る機会が少ない
  3. 認知度が上がらない
  4. 一般人が選ばない
  5. ソフト開発者もターゲットにしない
  6. 結果、ますます店頭に並ばない
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✋POPだけでは超えられない壁がある

POPは重要な「入り口」ではあるものの、それだけでは**「そもそも使ってもらう機会がない」**という最大の問題を解決できません。特にLinuxのように「使ったことがないと分からない良さ」がある場合、体験→安心感→認知というプロセスがないと広がらないのです。


🧩 解決のヒント(補完策)

  • 店内で実機体験コーナーを設ける(UbuntuでYouTube見たりLibreOfficeで文書を開く体験など)
  • 具体的な「できること」を明記(例:「Word/Excelと互換の文書も作れます!」)
  • 初心者向け冊子・動画つきで「これなら使えるかも」と思わせる
  • 保証やサポート体制を強調する(「Windowsと同じように修理・質問できます」など)

POPだけで「Linux搭載PCがバカ売れ!」とはなりませんが、POP+体験+支援体制がそろえば、関心を持つ人は徐々に増えていく可能性はあります。特に教育現場、図書館、自治体などではまだチャンスがあります。

あと、MicrosoftはOEMメーカーに割引価格でWindowsを提供することで、この流れを加速させました。

Windows一極集中はよくないかも

しかしWindowsはユーザーからの不満点も多くなっています。たとえばBitLockerが表示され、長いキーを入力しないといけない。セキュリティを保護するためには有効ですが、現在は不具合もあるため、批判の声があります。あとMicrosoftアカウントの強制。ローカルアカウントをつくるにはBypass.NROコマンドを実行するとできましたが、これも使えなくなりそうです、というのもInside Previewではこのコマンドらしきのが削除されたという報告があるようです。

あとWindowsがCROWDSTRIKE社の、Falconというセキュリティソフトが原因で強制再起動が相次ぐ事件が起きました。これでネカフェなどに入店できないこともありました。

Falconはシステムの深い部分まで侵入します。個人のPCで使用するもんじゃありません。

ネカフェだったらまだ可愛く思えるレベルで、飛行機が欠便したり、銀行へ送金ができなくなったりしました。当時被害が起きたのは週末前だったので、様々なサービスを受けられなくなったという人は多いかもしれません。

これはランサムウェアとかウイルスとかそういう問題じゃないです。

結果:Falconというセキュリティソフトのバグでした。

こういうのは前代未聞で、フィンランドのセキュリティ企業のWithSecureのミッコ・ヒッポネン氏は、

ミッコ・ヒッポネン氏
ミッコ・ヒッポネン氏

今回の障害は歴史的な規模、大規模障害はクラウドまたはサーバー、ケーブルに問題があることが多いが、端末側は極めて珍しい。

テスラやXなどのイーロン・マスク氏も、

イーロン・マスク氏
イーロン・マスク氏

IT史上最大の失敗だ

と語っており、CrowdStrike社の株価は15%くらい下がったという場面もありました。

このFalconというソフトウェアとは

これは個人のPCに導入するようなもんではありません。

EDR(エンドポイント・プロテクション・ソフトウェア)というソフトウェアです。

企業や大きい組織などを狙うランサムウェアなどの攻撃は通常のセキュリティソフトでは検知できませんが、EDRを使うと、対策できます。EDRを提供している会社の中でもシェアがNo.1です。このCrowdStrike社のEDRは非常にコストが高額です。

2025/5/25時点での価格です。

Falcon Go年間8,556.61 円
Falcon Pro年間14,261.98 円
Falcon Enterprise年間26,385.87 円

たとえば会社にパソコンが10000台くらいあったとします。

年間価格✕10000

プラン名年間価格(1台あたり)1万台導入時の年間費用
Falcon Go¥8,556.61¥85,566,100
Falcon Pro¥14,261.98¥142,619,800
Falcon Enterprise¥26,385.87¥263,858,700

※実際にはボリュームディスカウント(大量導入割引)がある場合も多いため、正確な価格はベンダーとの商談が必要です。

このコストは非常に高額です。これだと高すぎるため、保護すべき重要なコンピュータに導入されていたケースが多いようです。しかし価格帯効果があります。

保護すべき重要なコンピューターといえば、空港システムのコンピューター、鉄道運行システムに関わるコンピューター、大企業のデータサーバーなどが挙げられます。

空港のシステムが止まると、飛行機が飛ばなくなったり、運行状況がわからなくなったりします。これは利用者や航空会社、物流に大きな影響を与え、経済的損失も甚大です。

同様に、鉄道の運行システムが停止すれば、通勤通学の足が奪われ、都市機能に混乱が生じます。また、大企業のデータサーバーがマルウェアに感染して情報漏洩や業務停止が発生すれば、その企業の信頼は失墜し、損害賠償や株価の下落につながる可能性もあります。

だからこそ、Falconのような高性能で高価格なセキュリティ製品は、こうした「止めてはいけないコンピュータ」に導入されているのです。コストは確かに高いですが、被害を未然に防ぐ保険ともいえる存在であり、「万が一」が現実になったときに、その価格以上の価値を発揮します。

結局のところ、セキュリティ対策において最も重要なのは「何を守るか」です。すべてのパソコンに高額なセキュリティ製品を導入することが現実的でない場合は、重要度の高い端末を優先的に保護する戦略が採られるのは自然な流れだといえるでしょう。

状況が変わった!?

2025年10月15日で、Windows 10のサポートが終了します。
その影響で、YouTubeなどでは「Windows 11に非対応のPCをLinuxに移行しよう!」という内容の動画が増えてきています。

確かに、無理やりWindows 11を非対応PCにインストールするのはあまりおすすめできません。動作が不安定になったり、今後のアップデートで問題が出る可能性もあります。

では、選択肢はどうなるのでしょうか?

  • ソフトウェアの互換性の関係で、Linuxでは使えないアプリがある
  • 最新のOSが使いたい。
  • Hackintosh(一般のPCにmacOSをインストール)は難しそう(実際難しいかも)。NVIDIAのGPUは認識されない。

こういった事情から、仕方なくWindows 11を無理やり入れるという人もいるのかもしれません。

Windowsはウイルスに感染しやすい!?

この世はWindowsのマルウェアやウイルスが多いです。

これはサポート詐欺です、マイクロソフトやWindowsを名乗ったものが多いです、Linuxはほとんどありません、ていうか私はOS限らずサポート詐欺すら被害にあったこともありません。Linuxのマルウェアを作るだけ無駄です、その努力をいい方向に使いなさい。

Linuxにマルウェアやサポート詐欺が少ない理由として、そもそもシェアが少ないことが挙げられます。Linuxはシェアが少ないため、マルウェアやサポート詐欺を作ったところで誰もダウンロードしないし騙されないですし、ほとんどの人はWindowsかMacユーザーなのでインストールもできません、誰もインストールしないし無視するマルウェアになります。

逆にWindowsはユーザーが多いためマルウェアも多いです、ほとんどのIT知識が乏しい人はWindowsユーザーなので、文面もある程度通じる(?)ので、騙されたらインストールしてしまうかもしれません。

しかし油断は禁物です。Linuxなんだからなんも対策しなくていいだなもと思っていたら痛い目を見ます。

とはいえ、Linuxにマルウェアが存在しないわけではありません。特にサーバー用途のLinuxは攻撃対象になることがあります。
また、パッケージを外部からインストールする際に、怪しいスクリプトをroot権限で実行してしまうと危険です。

そのため、Linuxであっても定期的なソフトウェアアップデートやセキュリティ対策が重要です。脆弱性はどのOSにも存在します。安全神話に頼らず、しっかりとした管理と警戒が必要です。

Windows11の条件は厳しすぎ?

条件が厳しい

プロセッサ1 ギガヘルツ (GHz) 以上で 2 コア以上の64 ビット互換プロセッサまたは System on a Chip (SoC)。
メモリ4 ギガバイト (GB)
ストレージ64 GB 以上の記憶装置。詳しくは「Windows 11 を最新状態に保つための空き領域の詳細」をご覧ください。
システム ファームウェアUEFI、セキュア ブート対応。お使いの PC がこの要件を満たすようにする方法については、こちらをご覧ください。
TPMトラステッド プラットフォーム モジュール (TPM) バージョン 2.0。お使いの PC がこの要件を満たすようにする方法については、こちらをご覧ください。
グラフィックス カードDirectX 12 以上 (WDDM 2.0 ドライバー) に対応。
ディスプレイ対角サイズ 9 インチ以上で 8 ビット カラーの高解像度 (720p) ディスプレイ。
Copilot+ PCs の最小システム要件Copilot+ PCs は、リアルタイム翻訳や画像生成などの AI 集約型プロセスに特化した、40 TOPS (毎秒 40 兆回の演算処理) 以上の実行性能を持つコンピューター チップである超高速ニューラル プロセッシング ユニット (NPU) を搭載した、新しいクラスの Windows 11 AI PC です。Copilot+ PC でしか得られないエクスペリエンスを実現するには、新しいハードウェアを購入する必要があります。Windows 11 の最小システム要件に加えて、Copilot+ PCs には以下が搭載されている必要があります。プロセッサ:40 TOPS 以上の実行性能を持つ NPU を備えた、互換性のあるプロセッサまたは System on a Chip (SoC)。現時点では、これには以下が含まれます。AMD Ryzen™ AI 300 seriesIntel® Core™ Ultra 200V seriesSnapdragon® X seriesRAM:16 GB DDR5/LPDDR5ストレージ:256 GB SSD/UFSCopilot+ PC に追加する特定の機能やアプリ、ハードウェアによっては、追加のハードウェア、ソフトウェア、またはその他の要件が必要となる場合があり、これらの要件は今後変更される可能性があります。
インターネット接続と Microsoft アカウント個人向け Windows 11 Pro と Windows 11 Home は、初期設定時にインターネット接続と Microsoft アカウントが必要です。Windows 11 Home の S モードを解除する場合もインターネット接続が必要です。S モードの詳細はこちら。すべての Windows 11 エディションで、更新の実行および一部機能のダウンロードと使用のために、インターネットへのアクセスが必要となります。Copilot+ PC では、多くの独自機能は一度ダウンロードすれば、インターネット アクセスなしで動作します。一部の機能を利用するには、Copilot+ PC であっても Microsoft アカウントが必要です。

Microsoft公式サイトより

TPM2.0必須

Windows11はTPM2.0が必須です。これは古いPCやPCが故障していてTPMが認識されない、BIOSで無効になっているなどするとWindows11がインストールできません。特にCPUやTPMで引っかかることが多いようです。

しかもバグだらけ

Windows 11では、24H2バージョンへのアップデートに伴い、一部のPCでクラッシュや不具合が発生する可能性があることが報告されています。特に、特定のセキュリティドライバーとの競合や、プリンタードライバーの問題などが指摘されています。

インターネット接続必須

これは初期設定時にPCのインターネット接続が必須となっています。ドライバーがなくてWI-fiに接続できないこともあり、ByPassNROも使えなくなるかもしれないのです。

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